キミがスキ

私はドライヤーを借りて乾かした後いい匂いがするリビングへ向かった。


っと小さな机の上には美味しそうな焼きそばとサラダが置いてあった



「え…!!純これ今作ったの?」


「そ。優花が風呂入ってる時ね」


「美味しそう!」


そう言うと純は私に箸を渡してテレビをつけてから床に座った



「食べよっか?」


「うん!いただきま~す♪」


…………やばい!!

美味しい…!

やっぱり1人で居ると料理上手になるんだな~…

でも栄養ちゃんととってるのかな…?


それからテレビを見ながらご飯を食べた。

「ごちそうさまでした!!」


「ん。」


純がお皿を持って立ち上がる


「あっ私洗うよ?」

そう言うと純は私に軽く頭突きをし

「バーカ。優花はゆっくりしてて」


と言って優しく微笑んだ。



私言わなきゃ…ちゃんと言わなきゃ…


それからしばらくして洗い物が終わった後、純が呟いた。


「帰るか…」


…え?今何時?



私は携帯を開き時間を見るとそこには
7:18と映し出されていた。


まだ7時なのに……


「純…私まだ大丈夫だよ…?」


「ダーメ。これ以上一緒に居ると帰したくなくなるから(笑)」


私…………


「帰りたくない…」


< 302 / 336 >

この作品をシェア

pagetop