love letter~ヤンキーの彼氏~
空に向かって目を閉じ、コンクリートの地面と後頭部の間に両手を挟んで仰向けに寝ている人物。
私には全く気づいてない様子で、ピクリとも動かない。
足元に立っている私は、徐々に足から顔の方に視線をゆっくり動かして、唾をゴクリ。
お目当ての人物だったのかは、私の心臓が教えてくれた。
だって、どんどん早くドキドキと高鳴っていくんだもん。
「ここに居たんだ…」
ブラウン系の髪だけが風で揺れるだけで、やはりピクリともしない原田大樹。
そう、転校初日以来教室に現れなかった転校生が屋上で寝ていた。
あれだけ傷だらけだった顔には、絆創膏が増えてるけど、それよりも私の心をくすぐるような大樹の寝顔が強く印象づける。
気持ちよさそうに、今にも微笑んで優しい言葉がこぼれてきそうなぐらい。
よく見れば、ズボンの膝辺りは穴が。
寝顔だけ見ていると、まさかこの転校生が大木先輩を打ちのめしたとは誰も思わないよね。
そんな事を考えながら、私はちょこんと大樹の足元の近くに座った。
私には全く気づいてない様子で、ピクリとも動かない。
足元に立っている私は、徐々に足から顔の方に視線をゆっくり動かして、唾をゴクリ。
お目当ての人物だったのかは、私の心臓が教えてくれた。
だって、どんどん早くドキドキと高鳴っていくんだもん。
「ここに居たんだ…」
ブラウン系の髪だけが風で揺れるだけで、やはりピクリともしない原田大樹。
そう、転校初日以来教室に現れなかった転校生が屋上で寝ていた。
あれだけ傷だらけだった顔には、絆創膏が増えてるけど、それよりも私の心をくすぐるような大樹の寝顔が強く印象づける。
気持ちよさそうに、今にも微笑んで優しい言葉がこぼれてきそうなぐらい。
よく見れば、ズボンの膝辺りは穴が。
寝顔だけ見ていると、まさかこの転校生が大木先輩を打ちのめしたとは誰も思わないよね。
そんな事を考えながら、私はちょこんと大樹の足元の近くに座った。