End of the transmigration of souls■Chapter1■
移動中の事は何一つ覚えていない。ただ考えることは怪我はしたって構わない。でも必ずまた生きてゼファと会えるように…。それだけを考えていた。『願う』だなんて『カミサマ』を当てにする様な真似はしない。この大陸以外の人間が『神頼み』をする相手は、今のあたし達の最大の敵だ。もうすっかり自分はこの大陸の
人間になっていた…。それでもいい。だってあんなに助けを求めたのに、『カミサマ』は師匠を助けてくれなかったじゃないか……。だからもう信じない。当てになんかしない。
目的地に着いて空母から降りる。 地に足をつけた瞬間すでにピリピリとした緊張感が全身を支配する。こんなに緊張するのは初めてかもしれない。宝剣デュランダル…… いや。 師匠……… 。あたしを守って…。
「イセルナ。お前はこれから逃げ遅れた一般人の保護に当たれ」
「………了解」
「戦況はかなり厳しい状態だ。保護がある程度落ち着いたら参戦してもらう事になると思う」
「だろうね……。できる限り力は尽くすよ」
「………頼む」
人間になっていた…。それでもいい。だってあんなに助けを求めたのに、『カミサマ』は師匠を助けてくれなかったじゃないか……。だからもう信じない。当てになんかしない。
目的地に着いて空母から降りる。 地に足をつけた瞬間すでにピリピリとした緊張感が全身を支配する。こんなに緊張するのは初めてかもしれない。宝剣デュランダル…… いや。 師匠……… 。あたしを守って…。
「イセルナ。お前はこれから逃げ遅れた一般人の保護に当たれ」
「………了解」
「戦況はかなり厳しい状態だ。保護がある程度落ち着いたら参戦してもらう事になると思う」
「だろうね……。できる限り力は尽くすよ」
「………頼む」