恋愛非常口
翌朝
目覚ましに起こされた僕は
いつも通り準備をし
朝飯も食わずに家を出る。
最近は食欲が無くて…
まあ登校は割と早めで
(というより、目の前学校なんだけど)
まだ慣れない2年の教室に入る。
「あっ」
僕は思わず声を上げていた。
そう、そこには美菜子がいた。
しかも俺と美菜子2人きり…
俺は自分でもびっくり発言をした。
「こ…こんにちはっ」
美菜子は笑った。そして、
「こんにちはっ。朝だけどねっ」
って微笑んだ。
この瞬間、恋愛経験無しの僕は
何か緊張が解けたように
普通に話しかけることができた。
「えっと美菜…じゃなくて曽根さん!だよね?」
「どうして知ってるの?」
「あ、山崎に聞いたんだ」
「そっかあ。あ、えっとー名前なんていうの?」
「河辺昂史です!」
「昂史くんねっ!よろしく」
昂史くん…
うわっ顔赤いかも。
「俺、何て呼べばいいかな?」
僕だけど俺。
みんなの前では
威張って俺って言ってる。
本当は性格が僕って感じなんだ。
家の中でも実は僕。
僕ってこういうとこある。
「うーん。私美菜子って言うんだけど…、じゃあ美菜子って普通に呼んでよ!その方が昂史くんって感じだしっ」
俺は嬉しかった。
美菜子って呼べることに
すごい特別感があったから。
ただ1人心の中ではしゃいでる。