あなたが私にできる事
3人で部屋を出て広い庭を歩く。
「どっか行くの?」
「和希ー。お前、今日が何の日か知らないだろ?」
和希が首を傾げながら私を見る。
「ホワイトデーだよ。久志がバレンタインのお返しくれるんだって。私はコンビニチョコしかあげてないんだけど…。」
「あぁ…。」
彼は興味無さそうに頷いた。
「和希さ、バレンタインにも興味無いんだって?
恵梨香から聞いたとき“お前らしい”って思わず笑ったよ。」
「うるさい。」
和希が後ろから久志を蹴る。
「あっ…!!」
突然大きな声を出した私に驚いて二人が振り向いた。
「久志…。窓閉めた…?」
「あっ…!」
彼は走って部屋へと戻った。