真夜中の向日葵
笑った顔が寸の間凍りつく。


一瞬の動揺を悟られないように

すぐにいつもどおりの会話を続けた。


心臓がやけに早い。



あたしが

冬夜と

いられなくなる



麻里の言葉を真に受けるわけじゃないけど

でも

いつか

冬夜と一緒にいられなくなる時は来る。


なんとなくわかっていることでも

急に言われるとドキッとする。




「その時」が来たら

あたしはどうするんだろう――……



< 18 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop