真夜中の向日葵
ズズッと膣液を啜る音と舌が膣口に抜き差しされるぴちゃぴちゃという音が、静かな部屋の中に響き渡る。


「んっ……あ…きら…」


と、急に晶は刺激するのを止めた。


「…?―――あき―」


「『やめて』ってさっき言いかけてたじゃん?
だから今日はこんぐらいでやめよっか?」


ニヤニヤ笑いながら晶はしゃあしゃあと言った。


「…っ…やだ…ぁ……っ」


膣口が疼いてひとりでに蠢く。


すでに渚の中は晶を求めて熱く煮えたぎっていた。


「…ふーん?欲しいの?欲しいならちゃんと言ってみな?」


「――――っ……」



暫し呼吸音だけが部屋の中に漂う。


熱い息を何回か吐き出した後、渚は消え入りそうな声で言った。


「……晶…が……欲しい…」


は―い、聞こえな――い。もっか――い。


「人にもの頼む時にはそれなりの態度で示してよ?」


耳元で囁きながら、晶は渚の手を自らのいきり立ったペニスへと導く。


渚は手の動くままにその硬くなった棒を掴んでごしごしとしごいた。


晶の顔が快感に歪み、高ぶりが息遣いに現れる。


渚もまた、手の中でますます重量感が増して肥大化してきたペニスに興奮を覚えながら、下半身の疼きが頂点に達しているのを感じていた。


我慢できずに喘ぎ混じりに叫んだ。


「――入れ…てっ……!――はやく……欲しい…の…晶………っ!!」


晶の指が乱暴に口中に押し入ってきた。


「……『入れて』――…何?」


「……入れ…て…くらひゃい…」



ほんの一瞬、晶は考えるような表情を見せたものの、ふっ、と笑って

まぁいっか、合格ってことで

と言うと、自分のペニスを膣口にあてがい、渚の中にゆっくりと沈めていった。


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