美湖 夜空を見上げてごらん?【月】

☆かたきの弟

 今日の出来事。
 男の子の友達ができた。
 心が休んだ。
 

私はお姉ちゃんの写真の前でズーーーっと話していた。
 こうしていると安心する。
 前みたいにお姉ちゃんに話を聞いてもらっているようで。
 でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 現実をみると痛い世界。それが現在ということ。生きているということ。
そして・・・・・・・未来へつながっているという事。
 すべてがこの世界の闇と光。
 どっちがいいかというとそりゃー光のほうがいいに決まっている。だって闇は前が見えないから。でも・・・光もどうだろう。私たちが光を浴びすぎていると闇に入った時は怖くて立ち直れない。
 闇に入った人だったら光への道を見つけるだろう。純粋な心。それが光?
 悪質な心。それが闇?
 違う人と違わない人。意見が違うとけんかになった。思い道理に行かなくてけんかになった。それこそすべて闇への入り口。



「おーい!!美湖~!!」
愛美が私を呼ぶ。
 今日は約束の日。そう、土曜日だ。
「うわ~・・・愛美気合入ってんね・・・。」
私が愛美に言った。
「美湖は・・・お姉さんっぽいよね。」
そんなことを言っていると、心が来た。
「うわー!!心!?何その服!!」
心のきていた服はなんとも普段着。
「あ・・・ごめん心。」
私は言った。
「・・・何が?」
「今日・・・男の子も来るって言ってたんだ・・・。」
すると心の顔色がさっと変わった。
「ちょっと・・・美湖~!!」
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