おばかに恋する性悪王子



あのままつれてかれたのはコンビニで。




お茶を4つ買うと、荷物を持ってくれた准。

そーゆー優しさが狡いんだよ、と前を歩く准を見ていると准が口を開いた。




「いきなり連れ出してごめんな。寒くねーか??」




「いや、別に大丈夫だよ!!そーいえばさ、さっきの圭也くんの様子、変じゃなかった?」


「あぁ…まぁな。」


「なんでだろ…?」


「まぁ、あいつにも事情ってゆーのがあるんだ。
ほっとけほっとけ。」



ほっとけ…という准の顔は優しくて。
口下手なやつ、と思っていたとき、ケータイが鳴った。






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