伽羅子
そうと決まれば。

仮眠の為にいつも生徒指導室に置いてある毛布を、ソファで横たわっている伽羅子の体に被せる。

これで一見しただけなら眠っているように見える。

まさか死体とは思わないだろう。

そうやって隠蔽工作をした上で、俺は倉庫の方へと向かう。

確か大きなスコップと、ブルーシートがあった筈だ。

ブルーシートに包んで伽羅子の死体を裏山にまで運び、スコップで穴を掘って埋めてしまおう。

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