Another Episod by………
お兄ちゃんは
複雑そうな顔をして、
父さんは小さく溜め息をついて、
「やっぱりな」と言った。
「やっぱり?」
「お前はイセルナの持っていた力を
そのまま受け継いでいる。
ファルクス。
お前はなんで剣を
使う事ができる?」
「………それは……」
「自分でもわからないんだろ?」
「…………………」
「何度かお前が街で
反ヴァリーフォージ派を裁いてるのを
見た事があるが………」
「………」
「ファルクスの攻撃には
イセルナの癖がある」
「……………?」
「誰からも教わらなくても
体が覚えてるんだろう」
「………………」
「アストライアの魂」
「アストライア?」
「イセルナの魂の原型。
2000年前に封印された魂の
コードネームだ。
アストライアは転生不能の魂だが
分割する事ができる。
分割した場合のみ
転生が可能になる。
分割する方法は、
はっきりわかっていないが、
アストライアは過去に一部分裂し、
転生している。
お前達を見るとそれぞれに
アストライアの魂を感じる。
分割の他に『分け与える』事が
可能だなんだな………」