ヤンキー様と秘密の恋愛♪
満面の笑顔で、皐月は手を振った。
「じゃあ、座ろっか」
「そうだね♪」
教室に入って、席に座る。
私の席は皐月の後ろ。
いつでも話が出来るから楽なんだよね♪
「姫南、数学の宿題やってきたんでしょうね?」
「え?」
数学の…宿題…
やってない!!
「どうしよさつき!全くやってないよ!」
私は慌てて皐月の制服を掴んだ。
「ん~…アイス1個!」
皐月がニヤリと笑う。
「写させてくれるの!?」
「アイス1個でね♪」
皐月が私の頬をつつく。
「もちろん!奢らさせていただきます♪」
私は手を出した。
「よろしい♪」
皐月のノートが私の手に乗せられる。
やった!!
これであの鬼教師に起こられないで済む♪