ヤンキー様と秘密の恋愛♪
「むぅ…」
勝てない。
あっちは私のテストの点数全部知ってる。
「坂上先生、あんまり俺の彼女を苛めないでください」
煉はそう言って私を抱きしめた。
「…今、俺はこいつと話しているんだが?」
坂上は私の頭をコツンと小突いた。
…何か坂上…煉のこと睨んでる?
「こいつを苛めんのは…彼氏である俺の特権ですから」
煉はそう言うと、私の頬にキスした。
「ね?」
煉は坂上に向かって意地悪く笑った。
「まだわかんねぇな。そいつ、苛めんの楽しいし」
坂上も意地悪~く笑う。
私を苛めるのが楽しい!?
「そうですか…ま、苛めても俺が慰めますし?大丈夫ですね」
煉は笑いながら言った。
「ま、テストの点は上げてくれ。さて…萩原、もう授業が始まる。戻りなさい」