ヤンキー様と秘密の恋愛♪
煉の言葉に、顔が熱くなったのが分かった。
「私は気にするの!!」
私が言うと、煉と皐月はクスクス笑った。
「分かったよ、ほら」
そう言って、煉は私を離した。
離されると、急に寂しくなる。
でも、『やっぱり抱きしめて』なんて言えないし!!
大体私が拒否したんだもん。
そんなの…ワガママになっちゃう。
私が悩んでいると、煉と皐月が吹き出した。
な、何?
訳が分からない。
「はいはい、ごちそーさま」
皐月は笑いながら言った。
「何が?」
私は首を傾げた。
何で私、笑われてるの?
「くくっ…!姫南、さっきから百面相してるぞ?」
煉は言いながら私の頭を撫でた。
「うそっ!!」
私は慌てて顔を隠した。