ヤンキー様と秘密の恋愛♪
じゃあ、私が寂しいと思ってたの…
バレてる!!
「くくっ…!よしよし」
笑いながら私を抱きしめる煉。
「もう!ばか!!」
私は煉の髪を引っ張った。
「こらこら、いてえって」
そう言って私の手にキスする煉。
私は慌てて煉の髪から手を離す。
「煉!もう…何するのよっ!」
私は赤くなった顔を隠すために、煉に抱きついた。
「何って…ワガママなお姫様の手にキスしたけど?」
しれっと言う煉。
恥ずかしいから声に出さないでよぉ!!
「ボス、やりすぎですよ?」
榊君の声が聞こえた。
「いいんだよ、姫南は俺のだから」
俺のだからって…
恥ずかしすぎるっ!!
私は煉の背中に回した手に力を入れた。