甘い蜜
それから数日、毎日のように麻理亜は出掛けていく。
昼は俺と一緒に昼食をとる。
昼食の後はすぐにまた、どこかへ行っているようだった。
だから、俺は苛立ちが募る一方だった。
それを紛らわせるように俺は麻理亜を抱く。
「っ麻理亜」
「ふぁ……んんっ……」
「一体なにをしてる……っ?」
「あぁっ……敬……夜さ……?」
俺の下で喘ぐ麻理亜の唇を自分のそれで塞ぐ。
息をさせないくらいに攻める。
麻理亜は、何も考えられないようで快楽に溺れている。そんな姿を自分がさせているのは喜ばしく思うが、やはり苛立ちは消えなかった。