甘い蜜
正月だから使用人には休みを与えているらしく俺達以外はいない。
母さんと麻理亜は準備があるとかでどこかに行く。
俺と親父は、リビングで待つ。
しばらくすると俺達を呼びに麻理亜が来て、食卓に向かうと麻理亜が作ったお節と、他にも料理が並べられていた。
「………量、多くないか?」
麻理亜も沢山作って持ってきた。
「久しぶりに張り切っちゃって」
母さんが苦笑しながら言う。
二人して似たようなことをする。
「まぁいいじゃないか。」
親父は、微笑みながら箸を手にする。確かに、いいか、と俺も箸を取った。
4人で食事は多々あるが、新年初は、なんだか新鮮に思えた。