甘い蜜
女は服を沢山持ってるのが普通だって秀司がいっていたな。
「そうだけど………」
「金は気にしなくて良いから」
多分麻理亜が気にしているのはそこだと思う。でも別に高いものじゃないし気にしないで良い。
「俺が連れてきたんだから」
だから大人しく買われてろ。
そう言ってやると麻理亜は渋々と頷いた。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
さて、と時計を見る。服には案外時間がかからなかったからまだ時間がある。
「麻理亜、どこか行きたいとこあるか?」
「行きたいとこ?」
麻理亜は首を傾ける。