Smoke ♥ Kiss
「.....リィ....リィーー!!」
思わず立ち上がって抱きついていた。
来ないかと思っちゃった自分が情けない。
リィは来てくれたんだ。
大切な友達、親友。
「.....公園の中、行こう?」
促されてアタシたちはベンチに座った。
「何?」
座って一呼吸置いて、すぐ。
焦って答えるタイミングがわからなかった。
「えーっと、その....」
「何?」
リィみたいに一呼吸置いて、目を見た。
肝心なことは目を見て話しなさいって、うちの教訓。
「何があったの?...あたしのこと、嫌いになった?」
リィがびっくりしてる。
あたしが珍しくハッキリしてるから。
「あたしは好きだよ、リィのこと。
やっぱ、リィと離れてるなんてありえない。
辛すぎる。耐えられない。
.....ねぇ、何があったの?」
リィは下を向いちゃったけど、あたしは見てた。