Smoke ♥ Kiss
「.....自分だって」
ボソッと聞こえた声に耳を澄まそうとしたら、リィに睨まれた。
ギョッとしてのけぞりそうになったあたしに、リィが吐き出すように言った。
「スズだって何も言ってくれなかったじゃん?
そんなにあたしのことが信用できない?
章のことも、先生のことも、悩んでるのバレバレだよ?」
今度はあたしが目を逸らした。
「言ってほしかったよ」
あたし、自分勝手だったんだ。
リィが溜め込んでること、知らなかった。
今吐き出されたこと....。
何だか涙もあふれてきた。
「ヒック.....ごめん。リィの負担になるようなことが嫌だったの。メーワクかけてばっかりの自分が嫌だったのー!!」
「泣かないでよ!....別にメーワクじゃないよ」
顔を上げると、リィの寂しそうな横顔が見えた。
「ただ、言ってほしかっただけ....」