アイドルになら殺されてもいい!
抑揚のない声で
そういう彼女。



ああ、もう勘弁してくれ。
またわけのわからない謎が増えてしまった。



何故彼女はトイレを使っちゃダメなんて言い出すんだ?



めまぐるしく展開する非日常的展開に
だんだんついていけなくなる俺。



頭を振って黙り込む。



「トイレに行きたかったら
目の前の公園で用を足してね!



私からのお願い…聞いてくれるでしょ?」



一転して元の愛くるしい顔に戻った
彼女は俺に懇願する。


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