クロスロードラヴァーズ


「……悪いとは言わないが……せめて……休み時間にしてくれ……。」


聖河は呆れ果てているようでそれほど怒りはしなかったが、切実に願うように額に手を当てて言った。

まだ夏の暑さが残っているような温かさを持つ秋の太陽光が、聖河と火槌をサンサンと照らしている。



「相棒が本当の気持ちを言わねえから悪いんだぜ?俺様は、相棒の恋愛成就のために尽力してやるっつうのによ。」


「……時神に関わられたら、叶う恋も叶わなくなる気がするが。」


ぼそっと呟き、聖河は火槌から目を背けた。



「絶対ぇ叶えてやるから信用しろよな、相棒。何たって、相棒の恋が叶えば、俺様の恋も叶うんだからな!正に一石二鳥だ!」
< 119 / 230 >

この作品をシェア

pagetop