クロスロードラヴァーズ



「相棒、ここなら邪魔は入らねえぜ?正直な気持ちを聞かせろ。」


「……。」


「答えるまで、授業は受けさせねえぜ?朝から晩まで付きまとってやる。」


「はあ……答えたら解放してくれるのだろうな?」


火槌のストーカー並みのしつこさと気概に、聖河はすっかり根負けしてしまった。


仕方ないと言わんばかりに息を吐いて、火槌の方に目を向ける。



「よしよし、なかなか聞き分けがいいじゃねえか。意地でも答えねえなんて言われたら、時神の屋敷に監禁してでも吐かせようかと思ってたんだぜ。」


「……それは犯罪だ。」


「ま、さすがにそこまではしねえけどな。」


(されたら、困るどころの騒ぎではないが……。)


口に出すと火槌がまた調子に乗りそうなので、聖河は心の中で思うだけに留めた。
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