この恋だけ、
さっきから顔が熱い。折原が、あんな近くに来るからいけないんだ。
『どうした?顔赤いけど…看護婦さん呼ぼっか?』
『お前のせいだ!』
なんて言うんだっけ…。
こういう性格の人。
あ、そうだ。
『S』だっけ!
『折原と一緒にいたくないから、その辺フラフラしてきます!』
『ふーん。』
『それから…、熱まだあるなら寝てた方がいいんじゃない?じゃあね!』
全然熱なんかあるように見えないけど、病人なわけだから。
って、病院にいる時点で私も病人か?
おもいっきりドアを開けて出たら、少し乱暴にドアを閉めた。
廊下をなんとなーく歩いてみるけど、病室って結構あるんだ…。
『高屋敷さん?』
『はい?』
名前を呼ばれて振り向くと、看護婦さんが立っていた。
『あ、良かった。今呼びに行こうと思ってたんだ。診察だからついてきてくれる?』
『はい。』
やっと診察だよ…。
看護婦さんについて行くと、診察室の前で止まった。
ガチャッとドアが開く。
『どうぞ、』
椅子を差し出す医者は、二十代半ばくらいで若い印象を受けた。
『どうした?顔赤いけど…看護婦さん呼ぼっか?』
『お前のせいだ!』
なんて言うんだっけ…。
こういう性格の人。
あ、そうだ。
『S』だっけ!
『折原と一緒にいたくないから、その辺フラフラしてきます!』
『ふーん。』
『それから…、熱まだあるなら寝てた方がいいんじゃない?じゃあね!』
全然熱なんかあるように見えないけど、病人なわけだから。
って、病院にいる時点で私も病人か?
おもいっきりドアを開けて出たら、少し乱暴にドアを閉めた。
廊下をなんとなーく歩いてみるけど、病室って結構あるんだ…。
『高屋敷さん?』
『はい?』
名前を呼ばれて振り向くと、看護婦さんが立っていた。
『あ、良かった。今呼びに行こうと思ってたんだ。診察だからついてきてくれる?』
『はい。』
やっと診察だよ…。
看護婦さんについて行くと、診察室の前で止まった。
ガチャッとドアが開く。
『どうぞ、』
椅子を差し出す医者は、二十代半ばくらいで若い印象を受けた。