【禁断の恋】赤い嘘【完】
『バレなかったよ』


するとすぐに返信が来た。

『これからもバレないようにしろよ?』


私は携帯をベッドの上に置き、星矢の部屋側の壁に耳を当てた。


壁一枚隔てた向こう側には星矢がいる。


すぐそばに星矢がいる。


「これからもずっと一緒だよ?」


私は壁に頭を預けながらボソッと呟いた。
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