いつまでも...未緒side【短編】
「え…?」
びっくりした。本当に。
思わず隼人の方を見る。
遠くを見ていた隼人もこちらに向いた。
「逃げる…って何処に?」
「…東京、とか」
「でもそんなお金…」
「俺が出すよ。いつか返してくれればいい。」
東京に…逃げる?
2人で?
お金は出す、って本気?
隼人とずっと一緒?
でも…学校とか、住むところとか、中学生のあたしたちになにが出来るんだろうか…。
「やっぱ駄目だよな…」
頭を掻いて苦笑いする隼人。
「いや、いこ!…逃げよ!」
隼人は自分で言ったくせに、目をまんまるにして驚いていた。
正直不安だらけだけど、2人なら、隼人と2人ならどうにでもなるんじゃないかって思ったんだ。
だから2人で過ごす未来を考えたら、自然と頬が緩んでしまう。
そのまま2人でいつにしようか?荷物はどうしようか?なんて楽しく会議が進んでいった。
出発は明後日。
荷物は鞄ひとつ。
楽しみで仕方なかった。
「楽しみだね。」
「な。まちあわせは朝5時にバス停で」
「りょーかいです!」
敬礼のポーズなんかとってみちゃったり。
ふふふって2人で笑った。
そのまま微笑みながら見つめ合った。
隼人に手を握られて、そのまま2人、キスをした。
びっくりした。本当に。
思わず隼人の方を見る。
遠くを見ていた隼人もこちらに向いた。
「逃げる…って何処に?」
「…東京、とか」
「でもそんなお金…」
「俺が出すよ。いつか返してくれればいい。」
東京に…逃げる?
2人で?
お金は出す、って本気?
隼人とずっと一緒?
でも…学校とか、住むところとか、中学生のあたしたちになにが出来るんだろうか…。
「やっぱ駄目だよな…」
頭を掻いて苦笑いする隼人。
「いや、いこ!…逃げよ!」
隼人は自分で言ったくせに、目をまんまるにして驚いていた。
正直不安だらけだけど、2人なら、隼人と2人ならどうにでもなるんじゃないかって思ったんだ。
だから2人で過ごす未来を考えたら、自然と頬が緩んでしまう。
そのまま2人でいつにしようか?荷物はどうしようか?なんて楽しく会議が進んでいった。
出発は明後日。
荷物は鞄ひとつ。
楽しみで仕方なかった。
「楽しみだね。」
「な。まちあわせは朝5時にバス停で」
「りょーかいです!」
敬礼のポーズなんかとってみちゃったり。
ふふふって2人で笑った。
そのまま微笑みながら見つめ合った。
隼人に手を握られて、そのまま2人、キスをした。