秘密の誘惑
「自分で入れればいいのにとか思っている?」


「え?」


口に出してた?


萌は慌てて首を振るとよろけた。


「萌」


ディーンの腕に支えられたもののドアにぶつかってキッチン奥のドアが開いてしまった。


そこはバスルームだった。


「バ、バスルーム・・・がどうして?」


ビックリ眼の萌を見てディーンが笑う。


「帰れないこともあるからな ここでシャワーを浴びてこっちで仮眠を取る」


もう一つのドアを開けるとシングルベッドが一つだけ置かれた4畳半位の部屋があった。


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