鏡の中のアタシ。
「雄也…そんな顔するくらいだったら、もう一回会って、それでスッキリ振られてこいよ。」
里菜達に起こっている事などわかるはずもない、雄也宅の大地。
落ち込む雄也を励ます。
「…それもありかもな。」
大地の必死さに思わず、雄也にも笑みがこぼれる。
いつまでも腐ってるよりは、はっきりスッキリさせようと、決めた。
「俺、ちょっと行って来る!」
雄也は、思い立ったが吉日と、すぐにアウターを羽織り、部屋を出る。
「検討を祈る!」
大地は、雄也の後ろ姿に、声援を送った。