鏡の中のアタシ。
「あ、そぉいえば、隆太郎とか学食にいたよ−」
里菜が静かなる怒りを胸中に抱える頃、麻依子が思い出したかのように話した。
隆太郎とは、大地と雄也との小学校からのツレだ。
あと、中学の時に転向してきてから急激に仲良くなった、拓海。
拓海と麻衣子が付き合ってる事から、6人でつるむようになった。
雄也、大地、隆太郎、拓海、麻衣子、由美は、一番仲が良いメンバーだった。
あの日里菜の元にやってきたメンバーは、バイトでこれなかった由美と、雄也以外はこのメンバーで、残りは、雄也を慕う後輩たちだった。
「おー、じゃぁきっとみんな一緒だろうし顔出しにいこうぜ」
麻衣子の話をきいて、雄也達は学食に向かうことにした。