鏡の中のアタシ。
「にゃー…もぅのめなぁーぃ…」
程なくして、美緒がテーブルにつぶれかけた。
「あ、大地〜…膝かして〜…」
その直後、イイもの見つけた♪と、言わんばかりの顔で、大地を見た後、返事を待たずに膝に寝転んだ。
「あら♪」
里菜は、素直に甘える美緒を久々にみた。
いつもは、クールだけど心を開いた相手には、結構甘えたりもする。
「お気に召されたようだ」
雄也も、大地を茶化した。
なぜか大地は、膝の上で寝る美緒を見つめたままだった。