鏡の中のアタシ。
「じゃぁ、誤魔化し続けて行くの?」
美緒は、悲しかった。
わかってくれると思っていた。
里菜は、応えない。
目もあわせない。
「里菜の恋愛だから、里菜の好きにすればいいけど、そんなの所詮、ママゴトだからね。」
そんな態度にイライラしてしまい、ついに美緒は言ってしまった。
言いかけてしまってから、はっとしたが、間違ってない!と思って、そのまま言い放った。
「っ!!」
「勝手にするもん!美緒にアタシの気持ちなんてわかんない。」
里菜は、美緒の言葉が痛かった。
そんな事には気付いていたから。
でも、逃げた。
向き合うのは恐かった。
荷物をバタバタとまとめて、美緒の家から走りだした。