MeLdy~メロディー~
手を動かしたまま
由榎莉の顔も見ずに
答えたのが数回目。
終わらない…、
本当、何やってんだ
アタシは。
時計が11時半を
過ぎた頃
「よし、そこまで!
終わら無かった奴は
登校日に
提出しろー。」
大きな声が響き、
やたら語尾を伸ばす
先生は、挨拶も
そこそこに教室を
出て行った。
「疲れたー、」
と同時に後ろに
座ってた由榎莉が
大きなため息を吐いた
のが聞こえる。
『ってか…提出なら
ココでやらなくても
良くない?』
「だよねー、
今日中に提出とか
言うと思って
焦ったし。」
『アタシも。』
長時間文字を書き
続けた事で、
感覚の薄くなった
右手を解放すると
なんとなく痺れた感じ。
とりあえず、
今日はこれで
終わりみたい。
自然と出たのは
安堵の息。
しばらく
何も書きたくないや、