MeLdy~メロディー~
「羚華もやる?
バイト。」
『ううん。
夜は忙しい。』
アタシだって
お金は…正直言って
欲しいよ。
それでもバイトを
しないのは
理由があるから。
アタシにとって
今1番大切な理由が―
「補習始めるぞ~」
ガラガラと大きな音を
立てて扉が開き、
社会科の先生が
入ってきた。
素早く由榎莉から
下敷きを奪い返して
前を向く。
集中しなきゃ…
せめて早く
課題を終わらせたい。
―補習を始めて3時間。
歴史の教科書を
10枚のレポート用紙に
まとめて提出すれば、
この課題は
終わりらしい。
3時間必死に
シャープペンを
走らせた結果、
残り4枚。
「羚華、
消しゴム貸して。」
『はい。』
「ありがと。」
あ~そろそろ、
空腹の限界。
プラス手が疲れた!
「後何枚~?」
『3枚半。』
「え、早くない?」