MeLdy~メロディー~

6時半の電車に
乗ったら、
適当な居場所を見つけて
イヤホンから流れる
音楽に浸る。

たまに外を見ても、
やっぱり広い田んぼ
しか見えないから
つまんないし。

目を閉じたら夢の
世界に入りそぅだから
堪えるのは日課。

そんな感じで
1時間、

駅に付いたら
今度はバスに乗り換えて
20分程。

これでアタシが
行ける範囲で1番
近い高校なんだから
笑えない。

やっと学校に
着く頃には、
時計はもぅすぐ
8時を示す頃。

入学して
4ヶ月が経つけど…

早くもアタシ
挫折しそぅです…。

『はぁ…。』

「おはよ、羚華。
 何朝からため息
 ついてんのさ、」

『あ、由榎莉!』

下駄箱で靴を
履き変えてたら、
後ろから来たらしい

本田 由榎莉―ホンダユカリ―

が声を掛けてきた。

由榎莉は4月に
同じクラスになって
最初の席が隣だったから
仲良くなったんだ。

以外に気が合って、
今では学校にいる
殆どの時間を
一緒に過ごしている。

< 4 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop