MeLdy~メロディー~

「なんかあったの?」

『ん~ん。
 朝から
 疲れちゃって』

「あー、
 羚華の家からじゃ
 通学大変だもんね、」

『本当だよ、
 せめて後2駅
 くらい近くに移動
 してくれたら
 楽なのに…』

「んな
 無茶苦茶な…」

苦笑した由榎莉だけど、
生憎アタシは
半分本気なんだけどな。

2駅近くなれば
約20分くらい
短縮されるもん…

って事は
後20分長く寝れる
事になる。

あ、でもどぉせなら
30分は長く寝れたら…

「まぁた
 くだらん想像
 してるでしょ、」

『な、
 くだらんって何よ』

「高校は移動しない
 んだからね。」

『分かってます~』

アタシの夢の
生活ライフ(想像)は
あっさり由榎莉に
遮断された。

ったく、

夢くらい
見させてよね。

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