初雪が、温もりでとけたとき



時計の針が、やっと7時をすぎた頃、由季ちゃんが笑顔で教室に飛び込んできた。
由季ちゃんが雪乃に手を差し伸べる。



「帰ろ。」


「うんっ!」



差し伸べられたてを、ギュッと握りかえした。


由季ちゃんは、そんな雪乃のSOSに、気づいてくれたかな?



「じゃあ、明日!」


「明日。」



いつもの場所で別れ、歩き始めた頃、携帯が小刻みに震えた。
…?知らないアドレスだ。



「千佳ちゃん!?」



[千佳です♪メアド、友達に聞いたの(^w^)
なんだか暗かったよ?
恵比寿くんとなんかあったの?]



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