初雪が、温もりでとけたとき



千佳ちゃんの言ってることは図星で。



[うん。
由季ちゃんが、なにか隠してる…。どうしよう。]
━送信━



何歩か歩いたとき、千佳ちゃんから電話がかかっときた。
メアドだけじゃなく、ケー番まで知っていたとは…。



『もしもしー?千佳だけど。雪乃大丈夫?』


「うーん。」


『女なんてね、淡いグロスつけて、潤んだ瞳で“好き”“一緒にいる”“受けとめる”て言っとけば、どーにかなんの。』



千佳ちゃんの言い方は、やけに“男を知ってる”“女の使い方”を知ってるみたいだった。



『あとは、泣いて抱きつけばいいの。』



< 33 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop