初雪が、温もりでとけたとき
笑い混じりに千佳ちゃんは言うと『頑張って。』と背中を押して、電話を切った。
雪乃は、女を武器に…できるのかな?
きっと、雪乃の決戦の日は明日――由季ちゃんの練習試合が終わってからだ。
「………人多い。」
いつもはガランとしてる学校の体育館が、今日は騒がしい。
なのに雪乃は見つけてしまったんだ。
こんな大勢の中からある1人を。
ううん、2人だったから、見つけたの。
ねぇ?由季ちゃん。
「今日、俺スゴかったろ?」
「う…ん。」
「…雪乃、元気ない?」