初雪が、温もりでとけたとき



千佳ちゃんの言うとおり、淡いグロスつけて、すがろうとした。



「ごめん。」


「雪乃は、由季ちゃんが1番だよ?由季ちゃんは…森山春さんの方が、大事?」



降り出した雪が、滲む。
自分の目に、涙が溢れてるのは分かってる。



「いちいち泣くなや!被害妄想して…俺を責めんで…。」



頭を抱える由季ちゃんを見ると、雪乃は逃げ出した。


千佳ちゃん…雪乃は、女を武器にできなかった。
ダメだった…拒絶…されちゃったよ。



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