初雪が、温もりでとけたとき
「ただいま!」
雪乃はお母さんからの「おかえり。」を最後まで聞かないで、階段を駆け上がり、部屋に入った。
こんな顔…みせられない。
とりあえず着替えないと。
私服に着替えながら、雪乃は携帯をベッドに投げた。
チカチカと光ってた気がする。きっと、誰からかメールがきてるんだろう。
本当はね…由季ちゃん。
追いかけてきてほしかったの。そんなドラマみたいなこと…ないっと分かってるけど。
月曜日から、どうすればいいんだろう。
そんなことを考えてるうちに、下からお母さんが「ご飯できたわよー。」と声をかける。
雪乃は、お母さんを1人にするわけにもいかず、階段をおりた。