初雪が、温もりでとけたとき
これほどまで、朝が辛いと思えたのは、中学生になって初めてだ。
でも、ちゃんと髪にブローをかけた。
いつもより遅くなったけど、家を出た。
いつもの場所についたときには、由季ちゃんがいた。
「ごめんね。遅くなって。」
「いや…今来たから。」
由季ちゃんはそう言ったけど、嘘でしょ?由季ちゃん。
由季ちゃんは、雪乃と気まずくなると、いつも早く来てるの。
今までだって、そうだった。
「………。」
「行こ。」
今日は、手を差し伸べてくれないんだね。
気まずくなってるし…当たり前か。
でも由季ちゃん?由季ちゃんが手を差し伸べてくれるだけで、きっと雪乃は嬉しくなって…仲直りできると思うんだぁ。