初雪が、温もりでとけたとき
朝はあんなにしんどかったのに、由季ちゃんの部活が終わるのが、待ち遠しかったよ。
「あら、その顔じゃあ、仲直りできたみたいね。」
「千佳ちゃん!」
「どう?効き目あったかしら?」
クスクスと笑い、千佳ちゃんは黒板の前に立った。
雪乃も、黒板の前に立った。
「あれ、効き目なかった。」
「あーらー?おかしいわね。」
首をかしげる千佳ちゃんは「あたしのときは効き目あったんだけど。」と独り言かのようにつぶやいた。
千佳ちゃん…自分でしたことあったんだ…。
おとなしそうなのに。
意外と奥手?