天使の中身は悪魔なお姫様!?
「「・・・・・・今の誰や??」」
オレと歩夢が顔見合わせる。
それが合図かのよおに、女子は口々に話し始める。
「今の女だれ〜?!」
「見たことなあいっ!!」
「てか見た?!王子と王様に自分から腕くんでたし?!」
「最悪ーっ」
「馴れ馴れしいーっ」
「絞めるか?!」
さっきよりウルサくなった。
「ん??」
誰かが群集の中から抜けて、校舎のほうに走っていく。
先生や。
オレは先生やったらなんか知っている、と思て、先生を追いかけた。
「せんせ??どこ行くん??」
オレは先生の腕を掴んだ。
「きゃっ!!お、王子君?!」
この先生は王子ファンや。
「王子君って・・・。」
ちょっとオモロい。
先生、赤くして、あたふたしてる・・・(笑
「で??先生どこ行くん??」
「あ。しょ、しょ職員室!!さっきの子転入生で、えっと・・・。」
先生、面白いから!!
まあ、まだ見たいんやけど用すんだし・・・
「そか、ありがとう。」
そう言いながらオレは手離した。
「あ、ぅん・・・///」
先生は、オレが掴んでた部分を軽く掴みながら、寂しそうに呟いた。
女って、やっぱイイよな。