恋光をさがして~番外編~
「はあ、はあ・・」
ゆっくり、大きく息を吸い、落ち着こうと努力した。
ちょっと落ち着いたのを確認し、家に入る。
「ただいま」
「おかえりなさいませ、麻美様」
メイド1人1人にただいまと言い、部屋に向かう。
「あら、おかえり。麻美、今日大学でしょ?」
「ただいま、お母さん。ちょっといろいろあって」
「それは、麻美の問題?」
「ええ、大丈夫よ。自分のことは自分で解決するわ」
部屋に入り、ベットに飛び込む。
本当ならお母さんに相談したいところだけど、私の場合はムリ。
それが、小林家に生まれた定め。
甘えたことなんて、1度もないわ。