ブラッディ・ロマンス。【短編】
言葉にならないあたしの声に、神藤くんが低く重い声で返した。
「ハロウィン、で…体が弱って、いるから?」
ドキンドキンと鳴る心臓を静めながら、
あたしはようやく疑問を言葉にすることができた。
神藤くんは首を横に、ゆっくりと振る。
「それだけじゃ、ない。
オレが長く……血を吸って、ないから、だ」
「血を吸ってないって、柏木さんは?」
あたしは目を見開いた。
当然、彼女の血を吸っているものと思っていた。
だって、あたしにとっては特別なことでも、
吸血鬼にとっては食事でしょ?