脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+


マンションに着くと、もうPM6:30で。


夕ごはんでも食べようかな……と冷蔵庫を開けてみても食欲がない。



っていうか、



「めちゃくちゃ疲れてる……私」



ご飯を食べることをあきらめた私は、


真っ暗な部屋の中にクリスマスツリーの明かりだけ灯して、ぐったりとソファに横になった。



「ツリーも片づけなきゃなぁ……」



これだけでっかいツリーだと、後片づけも大変そうだ。


出す時もかなり苦労したし。



「もう少し置いておこうかな……」



飾り付けするときはまあまあ楽しかったけど、


取り外すときは、ちょっぴり寂しいものがある。



面倒だからって理由もあるけど……


今ツリーを片づけたら、この部屋、またひっそりとしちゃうもん。



「それにしても……疲れたなぁ……」



ツリーの青い光と、窓の外を舞う白い華。


なんだかロマンチックで、


ここに流川がいればいいのに……って本気で思った。



「はぁ……ふわぁ……」



横になったソファでしばらくぼんやりとそれを見ていたけれど、


そのうち睡魔が襲ってきて。



「ぐが……ふぅ……」



おっきいあくびをしたのは覚えているんだけど……



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