脱!? レンタルな関係。+for happy X'mas!+
「どれ。寝るぞ」
「うん」
さすがにバスタオル1枚じゃ冷えるな。
ま、抱き枕代わりのコイツを抱えて寝れば、すぐに温まるだろうが。
腰を上げると、
「あ」
バスタオルが落ちた。
カエルがくわえて引っ張ったらしい。
正確には、カエルの口に引っ掛かってズリ落ちた。
「…………」
しばらく流れた沈黙のあと、
「あ! ぎゃ、ひょっ///」
……あのな。
何でお前が声を上げるんだっつーの。
「あわわわっ……」
「見たな」
「み、見た……」
「てか、いつまで見てんだよ」
「ぎゃ、ご、ごめんっ」
カエルと共に布団にもぐり込んだ姿に、
「ふ……」
尻を見られてるくせに笑いが漏れた。
「こっち向けよ」
隣に入り込むと、びくっと背筋を伸ばしてやがる。
「何あせってんだよ」
「あ、あせってません。……っていうか、」
「なんだ」
「ひとつ聞いていい?」
「ん?」
「お尻に……青アザがあるのは何で?」
「……」
やべぇ。
気づかれたか。