僕等は彷徨う、愛を求めて。Ⅱ
「サラダ……サラダて……」
1番遅く起きた凪が、テーブルに並ぶサラダを見てガックリと肩を落とした。
見るからに疲れてそうな凪にサラダだけっていうのは、確かにキツいかも……。
「……パン焼く?」
「つーか凪、お前あったま! 爆発してんぞ」
彗に焼いてもらったパンを食べ終わった祠稀は、ココアを飲みながら眉を寄せた。
「うっさいなぁ……ああ有須。ごめんね、今日あたしが当番だったのに」
「え? いいよ、大丈夫っ! サラダ美味しかったし、凪、調子…」
ああ、あたしのバカ。
「その、よくないんでしょ? 凪、いっつも家事やってるし、疲れちゃったんだよっ」
身振り手振りで言うあたしに、凪は目を細めて頭を撫でてくれた。
「うぁ゙ー……頭痛い。彗、パンよりココア用意しといてー……」
ふらふらと洗面所に向かう凪の背中を見ながら、少し泣きそうになる。