彼氏キケン地帯
「は…?」
その瞬間一気に香奈の顔が険しくなった。
そして、一度廊下側に目をやったあと溜め息をついた。
「あんたアホ?どう考えても、一人で行ったらヤバいことくらいわかってんでしょ?」
「でっでも…っ」
「いいから待ってて。今、尚くん呼んできてあげるから」
そう言うと、香奈はわざわざあたしを呼び出した人たちがいる方を通り、「どいてよ!」と荒々しく言うと急いで出て行ってしまった。
香奈には悪いけど、やっぱり一人で行くしかないと思う。
迷惑かけたくないし、事がもっと大きくなる前に話を付けないといけない。
あたし一人でもなんとかなる。
相手は…四、五人だし。
ガタンと席を立ち、睨みつけている人達のもとへ行った。
「おっせーよ。」
「早く来いよ。」
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