勝利の女神になりたいのッ!番外編
「何?物思いに耽って..女のことでも考えてるのか?」
売店でマップを買ってきたと手でヒラヒラさせながら嶋田が近寄ってきた。
「お前と一緒にするな。」
俺は嶋田の手からマップを奪い取って広げた。
車で来ているのだ。
佐和山の移築された寺を見て周れるだろうとマップを食い入るように見つめる俺に吹き付けるのは強い風。
「石野、レストランでゆっくり見ようぜ。」
バサバサと風に煽られるマップを畳んで嶋田の言うとおりレストランにむかった。
「まず、売店のおばちゃんによるとこことここ、」
指を射しながら説明しようと意気込む嶋田。
いったい売店で何を聞いてきたんだ?
「そこに何がある?」
わかってはいても、一応尋ねてみた。
「女の子が集まるスポット。」
悪びれる様子もなく答える嶋田。
俺は溜息を吐き出し嶋田の言葉を静止した。
「俺はここ、それにここに行きたい。」
「それはどういう理由で?」
「佐和山の移築先だ。」
「はぁ?女いるのか?」
「多分いないだろうな。」
「却下!!」
コーヒーを飲みながら嶋田とマップを見ながら話し込んでいた。